【商品説明】
吹きガラス 村上恭一 透モール向付
愛媛県伊予郡
砥部と言えば砥部焼。そんなうつわづくりの陶工たちが集うエリアに工房を構える村上さんは20代で舩木倭帆氏に師事、その後独立され現在に至ります。買い付けの際は毎回、工房にて製作を見学させてもらうのですが、その工程の無駄のなさには熟練の技を感じます。村上さんは『無作為の作為』という言葉をよく用いられます。手仕事による大量生産を行う中で、製作工程に無駄のない動きをするということは無心になることであり、もちろん手仕事ですから、その時々の窯や工房内の温度、息の吹き加減、成形の力加減など、ひとつとして同じ商品は生まれません。そのごくごく僅かな差異を楽しむことがものづくりの現場では大切なのかもしれませんね。
こちらは向付。モールのゆらゆらによる光の反射、屈折は透明ガラスに命を吹き込むように様々な景色を生み出しています。見る角度によって変化する表情は手に取って見なければわからない良さだと思います。うつわに深さがありますので、煮浸しなど汁気のある料理や少し大ぶりなそばちょことして使うのもアリです。
【カラー】
透
【サイズ】
口径12.0cm,高さ7.6cm 重さ305g
※多少の誤差はご了承下さい。
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